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< 肥料の三要素 : N:P:K >


<N> 窒素
 
 葉肥え
 葉や茎を育てる効果がある。
 不足・・・葉が生長せず、黄色くなる
 過多・・・葉茎ばかりで花や実の生長が悪くなる

<P> リン酸

 実・花肥え
 花や果実、種子を生長させる効果がある。
 不足・・・開花や結実が遅れたり、甘みが落ちる。

<K> カリ

 根肥え
 根や茎を丈夫に育てる効果がある。
 不足・・・抵抗力が低下し、病気にかかりやすく
      なり、寒さに弱くなる。


<肥料の種類>


有機肥料
 *動物性(骨粉・鶏糞・牛糞)・植物性(油粕)の有
  機物のうち肥料成分(窒素・リン・カリ)を含むも
  のを原料とした肥料
 *微生物が少しずつ分解し、植物の養分となる。
 *効き目緩やか。
 *やや臭いが残るものもある。
無機質肥料
(化学肥料)

 *化学的工程を使って無機質原料から作られた
  肥料。
 *窒素、リン酸、カリのうち2〜3成分を含む。
 *効き目は肥料によって、随分開きがある。
 *無臭、手も汚さないので観葉植物に適す。


<効き目の違い>

即効性  
 *与えるとすぐに効果が現れるが持続しない。

緩効性
 *2〜3ヶ月から、長いものでは6ヶ月程度の期間
 にわたってゆっくり効く。

遅効性
 *与えてもすぐに効力は発揮しないが、微生物で
 分解して30〜40日経ってから少しずつ長期に
 わたって効果が持続。


<肥料の効き目チェック>

肥料をきちんと与えていても
与え方が間違っていたなら・・・悪影響が出てしまいます。
葉の色や生長具合をチェックしてみて下さいね。
一概には言えませんが、こんな場合は肥料過多または
肥料不足を起こしている可能性があります!!

肥料過多
 *先端部分の伸長が止まる。
 *花の開花時期の遅れ。
 *アブラムシなどが多発。
 *カビ病にかかりやすい。
 *葉全体が萎れてくる。
 *葉や土などに白い粉状の物が出る。
 *根の張りが極端に悪い。

肥料不足
 *地上部が貧弱なのに、根っこはよく伸長してい
  る。
 *花がつかない。または、花が小さい。
 *先端部分の伸長や葉の展開が止まる。
 *特に古い葉の色が薄くなり、落葉してしまう。



<元肥と追肥の施し方>

定期的に肥料を与えているのに、ほとんど効果が見られない・・・そんな場合は!
肥料の与え方を見直してみてね。もしかすると、間違ってるかも知れません。

<元肥>

鉢植えの場合
 *鉢の中の土全体に肥料が均一に行き渡らせるように、よく混ぜてから植え込みます。
<元肥>

露地植えの場合
 *植え込む穴の底に肥料を入れます。この際、肥料が直接根に触れないように気をつけて下さい。
<追肥>

鉢植えの場合
 *液肥・・・薄めて水代わりに与えま
       す。

 *固形肥料・・・株から離して置くよう
       に与えます。
<追肥>

庭木や花木
への追肥
 *外側に伸びた枝の先端から丁度真下辺りに穴を掘って肥料を施します。

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